もったいない

note6外食で何より困っていることは「もったいない」が勘違いされて、割り箸を置いていない店が多くなり、その代わりに樹脂で出来た箸が置いてあることです。奈良吉野で割り箸を取材した時に、杉の柱の端材で箸を作る工程を見せてもらいました。利休箸も桶等を作る材料の端材で作られていました。海外からの輸入した箸は丸太一本をすべて箸にしてしまうと聞いています。日本産の割り箸を使うことは森を守る活動であり、外国産の箸を使うことは森林破壊の片棒を担ぐことになる。ではどうすればよいか。

良い材料で出来た箸は美しい姿をしている。

美しいと感じる割り箸のみ使うことにしてみよう。外国産の利益を追求した箸は美しくなく、 樹脂の箸を口に運ぶ姿もまた、美しくない。美やデザインを基準に選択し、生活することが、森を守る活動になったり、廃棄物を生み出さないことにつながっていると考えられるし、なにも難しいことを考えなくても、美しい箸で食べるご飯はなによりおいしい。